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日本料理の食卓作法Ⅰ-C

21日は「春分」の日、この日を境に夏至まで日中の時間が次第に長くなっていきます。
古代中国では陰陽の気がこの日で入れ替わり、「龍天に昇る」と言われました。
七十二候では22日ごろから「雀始巣」(すずめはじめてすくう)、雀が巣作りを始める頃合い、ということですね。

今年は梅の開花が寒さで遅れ、近県の水戸「偕楽園」がようやく満開となりました。
毎年なぜか拙宅の庭の梅花の咲き具合と、偕楽園の咲き具合が重なります:笑
ウチの庭のが見頃になると、偕楽園のも見頃という塩梅です♪
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3.着席したら~ナフキンとおしぼりについて


着席したら、小さな手荷物は自分とイスの背もたれの間に挟むようにして置きます。
基本的に料理を運ぶ係りは、お客様の右側からサービスしますので、大き目の荷物は足元の左側か、テーブルの下へ置くようにします。

テーブル上には、会食用のセットがしてあります。
会席盆(半月盆や平盆、折敷、紙マットなど)に箸置き、箸、グラス、盃、おしぼり、ナフキンなどが用意されていると思いますが、どういうものがセットされているかはお店によってさまざまです。

ナフキンがある場合は…
ナフキンは、もともと洋食の席で使われるものですが、お客様にとって大変役に立つものなので、和食の席でも使われるようになりました。
ほぼ真四角の布(白が多いですが、最近は色付きのものも出回っています)で、使い道は「口元と指先の汚れをぬぐうもの」とされています。

ナフキンはひざに掛けて使うものですが、タイミングとしては、同じテーブルに全員が着席したあたり、または乾杯があるときは乾杯が済んだあたりが良いでしょう。
いずれにしても、最初の料理が運ばれてくる前にはひざに掛けておきます。

ナフキンの使い方をよく質問されますが、いくつかの方法があります。
・女性にお勧めの方法です。
 ナフキンを二つ折りにし、「わ」を向こう側にしてひざの上に置きます。
 使うときは、二枚になっている手前の内側で口元を押さえます。
 こうすると、汚れた部分が人目につきませんし、その部分で自分の衣服を汚すことが
 ありません。
・折らずにひざに掛け、手前の左端から使っていきます。
 使うたびに少しづつ右にずらしていけば、いつでもキレイなところを口元に当てて
 使うことが出来ます。

一昔前のように、胸元に挟んでぶら下げるような使い方は本来しませんが、子供さんや、着物のかたは、ちょっと挟んで使うこともあります。
いずれも、汚れた部分が他の人に見えないように使うことが基本です。

食事中に中座する時は、軽くたたんで会席盆の右か左、邪魔にならないところに置きます。
洋食のマナーで、わざと畳まずに椅子の上に置いておくと、まだ食事が途中だというサインになる、と聞いたことがある方もおいででしょうね。
ですが、なんとなくくしゃくしゃにしたものを置くのは心苦しいですし、腰をおろすところに口元に当てて使うものを置くのもちょっと…ですねぇ―。

こうでなければならない!という決まりではありませんので、私は見苦しくないようにかるく畳み、卓上に置く方法をご紹介しています。
会食が済んだ時も、畳まずに卓上に置いておくと、「美味しかった、また来るよ」という意味になると聞いたのですが、やはりちょっと心苦しいので、同じようにかるく畳んで置いていただくようお話ししています。

ナフキンが無い場合は…
持ち物の項でお話しをした、ナフキン代わりに使えるハンカチをお持ちのかたは、それをナフキンと同じようにひざに掛けて使っていただくと便利です。
お持ちで無いかたは、ぜひ「懐紙」を活用してみてください。
ティッシュよりも張りがありますし、会席盆上をちょっと拭いたりするにも便利です。

おしぼりが出されたら…
どうやら「おしぼり」は、日本固有の習慣のようです。
本来の使い道は「手をぬぐうもの」ですから、着席したら手を拭いてかるく畳み、おしぼり受けに戻します。
くれぐれも顔や首すじ、テーブルなどは拭かないよう、お願いしたいですね:笑

手の置き所が…
「手は、いったいどこに置いたらいいのでしょうか?」
意外と聞かれることの多い質問です。
いつもは何気なくしていることでも、改まった会食の席となると「あれ?」と思われるようですね。
料理がサービスされるまでの間は、ひざの上か卓上に置いて待ちましょう。
女性は両手をかるく重ねて、男性はゆるい握りこぶしにすると落ち着くようですよ。

……やっと会食が始まる前までたどり着きましたね:笑
次は「乾杯→いよいよ会食スタートの巻」です♪♪   続くっ…!!

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