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日本料理の食卓作法1-D

世間様ではいよいよ、G.Wに突入ですね。
七十二候では「牡丹華」(ぼたんはなさく)、百花の王といわれる牡丹がまさに、開花の時期を迎えています。

拙宅には芍薬しかないのですが、母の庭には大きな白い牡丹があり、毎年20近くも見事な花を咲かせます。
手がかかる分、いっそもう切ろうか、と毎年思うそうですが、咲き出したときの嬉しさがそれを押しとどめるとか…。

絹のような純白の花びらに、紅を沈めたその美しさ―。
毎年毎年、見るたびに新しい驚きがあり、感動があります。
今年もまもなくほころび出す、大きなつぼみが楽しみです♪

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日本料理の食卓作法1-D

「箸」のお話

その一 「約30%」

この数字は、世界中で「箸」を使って食事をする人たちの割合と言われています。
かたや、ナイフとフォークを使っている人たちも同じく約30%という数字だそうですが、これで合計60%、残りの40%の人たちは、手を使って食事をする「手食」というわけですね。

その二 「3600年前」

箸がいつごろから使われだしたのか、その正確な記録はありませんが、古代中国の「殷」(いん)ではすでにひろく使われていたといわれています。
紀元前16世紀ですから、今からざっと3600年前、というわけですね。
箸の文化圏はその後中国の影響を受けたアジアの国々へ広がり、朝鮮半島、日本、東南アジアへと伝わっていきました。

ちなみに、ヨーロッパで「ナイフとフォーク」がセットで食卓に登場するのは、17世紀のイタリアが最初といわれていますから、今から400年前の出来事です。
それまではどんな貴婦人も紳士も、パンを皿代わりとしてナイフと指で食事をしていました。

その三 「古事記と正倉院」

日本にはいつごろ箸が伝わったでしょうか?
弥生時代の終わりごろから飛鳥時代にかけてのどこかで、という説が有力ですが、正確な記録はありません。

「古事記」には、スサノオノミコトが川上から流れてくる箸を見て、上流に人が住んでいるということを知るという記述があります。

また、奈良の正倉院には、当時「神器」として使われていた箸が今に伝えられています。
初めのころの「箸」は、人が食べるための道具ではありませんでした。
それは神様へ食物を捧げるため、人の手がふれないようにと考え出されたもので、形も現在のものとは違い、ピンセットのように竹を折り曲げて使う「竹折箸」だったと言われています。

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コメント

箸VSフォーク&ナイフという座談を友人達としたことがあります。食器と食の関係は奥が深いですね。
今度、箸VSフォーク&ナイフVS手について座談してみます。
竹折箸、勉強になりました。

投稿: トムノグ | 2006年4月30日 (日) 13:41

私は生活の中で箸とフォークとスプーンをちゃんぽんに使ってしまっています。
でも、ひょっとしたら箸だけで食事しきってしまうのは日本だけではないでしょうか? 韓国料理ではスプーンを結構使うし、中華だとレンゲを使いますよね。逆に蓋を使っているのは日本だけのような・・・
このあたりもいつか研究してみます。

投稿: 満月 | 2006年4月30日 (日) 22:02

トムノグさん、こんばんは~☆
「竹折箸」については、直接置くわけにもいかないので専用の受器を作ったそうなのですが、それが「箸置き」の原型という説もあります。
「箸」と一口に言っても、使われている国によって素材、形、用途も別だったりします。
面白いですね~♪

満月さん、お久しぶりです!
さすがですね。良いところに気が付いていただきました:笑
そうです、箸だけを使って食事をするのは、箸文化の国々のなかでも日本だけなんです。
そのあたりを続きで書きますのでよろしくです♪

投稿: okamider | 2006年5月 1日 (月) 00:20

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