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日本料理の食卓作法1-D

昨日とはうって変わって、在所では今朝から強い雨です。
気温もぐっと下がり、あわててもう1枚羽織ってからの出勤となりました。

今日は鯉のぼりも意気消沈、昨夜のうちにしまわれなかったものが、雨に打たれてうなだれています。
明日はまた晴れるから、元気出して泳いでね♪
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日本料理の食卓作法1-D

「箸」のお話

その五「日本の箸」~箸文化の流れ~
中国から伝わった「箸」は、他のアジアの国々とは異なり、日本で独特の発達をとげました。
当初は、神様へ供物を奉げるとき、手づかみで汚さないようにするための「神器」として使われたわけですが、のちには奉げた供物を下げて、みんなで陪食するときにも次第に使われるようになりました。

中国から朝鮮半島を経て伝わった時期には諸説有りますが、弥生時代の終わりごろ~飛鳥時代にかけて使われだしたのは確かなようです。

その他、聖徳太子が遣隋使の返礼のため隋からの使者を招き、中国風の宴会を催したときにそこで箸とスプーンを使ったのが始めだとか、中国からの渡来人達が使っていたものが広まったとか、いろいろ説があるようです。

しかし、いずれにせよ当初は、「その四」でご紹介したアジア各国のように、「箸&スプーン」がセットで使われていました。
(今でも宮中の儀式の際には、当時のままの「懸盤かけばん→料理を載せる膳」に箸&スプーンの一式を備えたものが使われることがあります)

しかし、それから鎌倉~室町時代と下っていくに従い、次第にスプーンが消えていき、最終的には箸だけを使って食事をするようになったわけですが、これには箸の発達とともに、器の変遷も大きく影響をあたえています。

ピンセット状だった形も二本一対の棒状のものとなり、先が細くなり、現在使われているような形に変わっていったわけですね。
この、先細の形は日本独特のものです。
箸は、この形になることによって、より細かいものをつかめるようになりました。
そのために、スプーンが無くても米粒一つ一つをつまむことができ、箸だけで飲食が完了するという、独特の箸文化が形成されていったのです。

また日本では、用途によって箸の材料や形を変えるという独特の風習が生まれました。
主な材料は「木」です。日本では、調理や盛り付けに使う「真魚箸」(まなばし)を除いて、食事に使う箸はほとんどが木製なのです。

使われる「木」は、竹、柳、杉、檜、いちい、南天、黒檀、紫檀、桑などですが、さらに江戸時代になると、漆を塗り重ねて作られる「塗り箸」も登場しました。

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コメント

ナルホド、箸にはそんな歴史があったのですか。
日本には「大皿料理」とか「スープを取り分ける」とかいった食事があまりみあたらないですよね。個々人で完結されているというか・・・。そういうことも影響しているのでしょうかね。
それにしても女将さんはいろんなことに詳しいですね。

投稿: 満月 | 2006年5月 3日 (水) 21:18

満月さ~ん、こんばんは♪
日本の食は不思議がいっぱいですよ~:笑
まだまだ勉強中なので、書くに書けない事もどっさり…:汗
がんばりますっ!!

投稿: okamider | 2006年5月 4日 (木) 00:29

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