« 早起きの理由 | トップページ | ストレスと付き合う »

日本料理の食卓作法1-D

6日は二十四節気のひとつ、「立夏」でした。
春の気が終わりを告げ、暦の上ではもう「夏」ということになりますね―。

着物は、5月も半ばから裏地の無い「単衣」(ひとえ)を着ても良いとされていますが、実際には裏地のある「袷」(あわせ)も、月いっぱいは着られます。
暑くなったり寒くなったり、日中暑くても夜寒かったりのこの季節、自分で調節しながら着物を選んで着る楽しみもありますよね♪

いや、すみません!選ぶほど持ってないですよ、私はね…。
着たきり雀でもないですが、着まわし雀ではあります―:笑
=============================================

日本料理の食卓作法1-D

「箸」のお話

その八「手量り」(てばかり)

「咫」(あた)
この字が、PC上で表示されない場合があるかもしれません。
左に「尺」を書き、右払いを長めにとって、その上に「只」を乗せると、この字が出来ます。

手のひらを広げ、親指と人差し指の角度がちょうど90°になるとき、親指の先から人指し指の先を結んだ長さ―。
(ものの本によると、「中指の先」という記載のものもあります)
または、手のひらの一番下から中指の先までの長さといわれている、それが「一咫」という単位です。

古来、長さの単位とは、人間の身体の部位を基準として決められました。
東洋での「寸」「尺」「尋」しかり、西洋での「インチ」「フィート」しかり―。

日本でも当然のように、身の回りの小物達が手量りで作られてきたわけですが、毎日毎日手に持ち、口に触れる食器類は特に、この「咫」という単位が基準となっています。

例えば自分の使いやすい箸を見つけるには、まずは手を測ってみましょう。
↑で書いたようにして自分の「一咫」を測ったら、それ×1.5をしてみます。
私は15.5cmあったので、15.5×1.5≒23となり、23cm前後の箸が使いやすい、ということになります。
15cmの人は22.5cm、16cmの人は24cm、17cmの人は25.5cm前後の箸、ということになりますね。

一般的に会食で用意される箸は、天削箸や利久箸の場合、八寸(約24cm)です。
作られだした頃の日本人の体格などを考えると、この寸法は男性を中心に、しかしほぼ誰にでも使いやすい長さで作られたということがわかります。

現在でも、だいたい女性用で20~23cm前後、男性用が23~25cm前後のものが多く作られていますから、メートル法もなんのその、りっぱに手量りが生きているというわけです。

個人差と好みもありますが、短すぎても長すぎても使いにくいものですから、↑で出した自分のサイズから、だいたい±2cm前後のものを選び、バランスと太さ、材質などを確認して購入すると良いと思います。

ちなみに……
「八咫」(やた)とは、長いもの、大きいものという意味になります。
「咫」(あた)なんて知らないよ!という人も、サッカーファンなら、日本代表の旗印に描かれている「三本足の鳥」を見たことがありますでしょう?

あの鳥は「八咫烏」(やたがらす)といって、大和朝廷の記紀に出てくる大きな烏です。
中国の伝説では、太陽の中にいる3本足の赤い鳥のことですね。
他にも、三種の神器の一つである「八咫鏡」(やたのかがみ)などに使われています。
……ちょっと余計なお話しでした!!

|

« 早起きの理由 | トップページ | ストレスと付き合う »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

テーブルマナー」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日本料理の食卓作法1-D:

» 着物もそろそろ衣替え [着物・和服なんでも情報うぇぶ]
暑い!いきなり夏がやってきて、衣替えも大変です。 [続きを読む]

受信: 2006年5月 9日 (火) 21:00

« 早起きの理由 | トップページ | ストレスと付き合う »