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日本の祝事―子供編6

今日(26日のことです:笑)は、夕方早い時間から、土砂降りでした―。
22時頃にお客様を見送りに出た時は小止みになっていたのですが、自宅に帰りついたとたんに豪雨となりました。
うぅぅ~ん、ラッキー♪
台風のような雨と風ですが、半月前とは打って変わって、だいぶ冷えてきています。
ウチのスタッフにも、風邪っぴきがちらほら……。
寒さに向かう季節の変わり目は、うっかりするとホントにあっさりぶっ倒れるので、要注意ですね:笑
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日本の祝事-子供編6

<子供の誕生と健やかな成長を祈る祝い>   
    1.帯祝い・着帯の祝い
    2.出産の祝い
    3.お七夜 命名式
    4.お宮参り
    5.お喰い初め、百日の祝い
    6.初節句
    7.初誕生祝
    8.七五三
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7.七五三
(2)七五三の変遷
<宮中と武家での成長祝い>
昨日の記事のように、子供の延命率が低いのは、庶民に限ったことではありませんでした。
そのため、宮中の皇族や公家、またその影響を受けた武家のあいだでは、以下のように少しずつ段階をふんで成長を祝い、着るものや髪型も徐々に大人に近いものにして、さらなる成長を祈願したのです。
それぞれの祝いについては、当初日にちが決まっていたわけではなく、子供の誕生日近くの吉日を占いで選んでそれぞれの家で行っていました。
「11月15日」という日は、室町時代に武家のあいだで決まった日と言われています。

[数えで2~3歳]
 男児女児とも→「髪置き(かみおき)」「髪立て(かみたて)」
胎髪以来、赤子の時はそり落としていた髪の毛を、この時期から初めて伸ばし始めることをさします。
時代が下がると、碁盤の上に子供を座らせ、髪に縁起物を結んで成長を願うという儀式も行われました。
[数えで3~8歳]
 男児女児とも→「着袴(ちゃっこ)」「袴着(はかまぎ)」
赤子用の産着とオムツであった衣類「むつき」から、初めて「袴(はかま)」をはかせ、大人に近い着物を着せることをさします。
この時、袴と小袖(こそで)を着せるのですが、小袖の襟先には紐(ひも)が付けられ、背中に回して結ぶようになっていて、まだ帯は結びません。
[男児数えで5歳、女児数えで4歳]
 男児女児とも→「髪曽木(かみそぎ)」「深曽木(ふかそぎ)」
「髪置き」以来伸ばしていた子供の髪が胸元辺りまで伸びたころ、いったん先を切りそろえる儀式のことさします。
(「曽木(そぎ)」は「削ぎ(そぎ)」と同意ですが、当て字と見られています)
昔は、男女とも成人は髪を結いましたので、その準備ともいえる儀式です。
本来、髪が伸びる速さには個人差がありますから、それぞれの家で独自に行っていたのですが、時代が下がるにつれて女児が4歳、男児が5歳というように決められていきました。
[数えで5歳~9歳]
 男児女児とも→「紐落とし(ひもおとし)」「紐直し(ひもなおし)」「帯解き(おびとき)」
小袖の襟先の紐をはずし、大人と同じように帯を結ぶ儀式をさします。
着袴の時から着ていた小袖には、子供用として襟先に紐が付いていて、これを背中で結ぶと、帯を結ばなくても着られるようになっていました。
この紐をはずして、これ以降、大人と同じように帯を結ぶことは、昔でいうならば一人前の証でもあったのです。

<江戸から明治、庶民への浸透>
以上は、平安時代から室町、鎌倉と時代が下がるにつれて公家から武家へ少しずつ形を変えて伝わってきた慣わしです。
江戸時代中期ごろ、この慣習を商業的に取り入れて宣伝をし、富裕層に広めたのは、晴れ着を扱う呉服商でした。
大都市の富裕な商人や武家を中心に、江戸後期にかけて盛んになったようですが、これが現代の七五三の原型といわれています。
ただし、一般庶民が子供に晴れ着を着せてお参りに行くようになるには、さらに時代が下って明治時代以降のことでした。
意外に近い、七五三のルーツです―。

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コメント

今晩は。
ここに書かれている内容は恥ずかしながら知らないことだらけです。一言で七五三っていってもこんな複雑な遍歴があったのですねえ。

投稿: 満月 | 2006年9月28日 (木) 00:14

満月さん、こんばんは♪
私も初めは軽い気持ちで書き出したのですが、一つのことを説明するのには、その一つ前の話が必要になり、それが重なってこんなことになってしまいました。
毎度々々解りにくくて申し訳ありません:苦笑

別に知らなくてもかまわない事柄も多いのですが、ちょっと流れを知ると、一層お祝いしてあげる気持ちが強くなったりしませんか?
子供が無事に育つって、昔は本当に大変だったと思います。
現代は、違う意味で生きにくい子供が増えているのが悲しいですね―。

投稿: okamider | 2006年9月28日 (木) 02:11

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