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狐の篝火

Photo_22 上弦の月の一夜前、三日月より少しふっくらした形が、うす雲をまとわせてぼんやりと浮かんでいます。
一日ごとに、少しずつ陽が落ちるのが早くなり、在所の北方奥では紅葉の便りが聞こえてきました。

今日は久しぶりにお出かけです―。
当初は隣県へ出かける予定でしたが、体調をみて変更…@@
地元の静かなポイントへ行ってまいりました♪
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Photo_17ここは在所の隣町にある高台の城址公園です。
公園は中学校の教育林になっていて、下草刈りや草取り、株の管理など、地元の人たちの協力を得ながら中学生が一所懸命に世話をしているところなんですね…(^^)

Photo_18 公園に上がれる道は、車のスレ違いが出来ないくらい狭い上に、Uピンどころかアメリカピンなみの折り返しがあるのですが、それでもそろそろと上がって行った甲斐はありましたよ:笑
盛りはやや過ぎていましたが、それでもたくさんの花が迎えてくれました。

「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」は、「彼岸花」の名のほかに、「死人花」「地獄花」「幽霊花」など、あまりありがたくない名前を持つ花ですが、これは、葉も出ないままに茎だけが突然伸びて、真っ赤な花をつけるのが不思議に感じられたこと、それから鱗茎に毒性があるため、誤って食べて亡くなったり、身体をこわした人がいたことなどから、不吉として名付けられたことによるようです。
「狐の松明」「狐の篝火」などの名も、同じような理由からでしょうね―。

しかし実際には、鱗茎に豊富なデンプンをもつため、救荒作物として田んぼのそばに植えられることが多かったと言われていますね―。
今でもこの時期、田んぼのあぜに並んで咲いているのは、その名残なのかもしれません。

Photo_20 ところで、いったいどういう花なのか、今回あらためて調べてみてちょっとびっくり―@@
種では増えず、地下茎で増える(株分け)ということは知っていたのですが、なんと国内の赤い彼岸花は、もともとたった1株の花からの株分け子孫であり、「遺伝的にはどの花もまったく同じ」だというのPhoto_19ですよ!

おそらく、元は中国からの伝来植物ではないかと言われているそうですが、それにしてもはるか昔に入ってきた(と思われる)1株の花が、いまや全国に増えているとは本当に驚きです。
遺伝的に同じ…って…クローンですよ、クローン!!
Photo_21
白や黄色の花弁を持つものは、近年欧米で園芸用に開発された品種だそうですが、今日行ったところでは残念ながら見かけませんでした。
花ことばは「また会う日を楽しみに」…(^^)

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コメント

彼岸花は子供の頃、親から決して触ったり摘んだりしてはいけないと言われていました。言い伝えから鵜呑みにしてきましたが、年齢を重ねたこのごろでは、観賞するには、なかなかイイ花と思います。落ちつきますね。
株分けで日本全土に広がったとは驚きです。

投稿: トムノグ | 2006年9月30日 (土) 12:13

トムノグさん、こんばんは♪
私も小さいころ、祖父祖母から近づかないようにとよく言い聞かせられました。
へそ曲がりなので、そう言われると近づきたくなる悪ガキでしたが…:笑
うっかり子供が口にくわえたりして起こる事故を防ぐために、大人が気を使ったのでしょうね。
今になってゆっくり眺めると、本当にきれいな花なんですが…。
今回は見たかった白がなくて、ちょっと残念でした(^^)

投稿: okamider | 2006年9月30日 (土) 23:59

今晩は。
小さなころ彼岸花を両手一杯に摘んできて母親にしかられた記憶があります(笑)
それにしてもこの花はもともと同じ一株のものだったんですか? ソメイヨシノみたいですね。

投稿: 満月 | 2006年10月 2日 (月) 23:25

満月さん、こんばんは♪
小さい頃は、みんな同じような覚えがありますね(^^)
写真で白や黄色も見たのですが、やっぱり「赤」というイメージがあります。
株分けで広がっていった経過を思うと、桜同様、興味はつきません。

投稿: okamider | 2006年10月 3日 (火) 00:50

きょうしゃりふは、okamiderが欧米にokamiderがぼんやりすればよかった?

投稿: BlogPetのしゃりふ | 2006年10月 3日 (火) 14:36

日本でのぼんやりで手一杯だってのに、欧米向けになんざ手広くぼんやりできるかっての:笑

投稿: okamider | 2006年10月 4日 (水) 01:01

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