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節分の鬼追い

0701_5今日は節分―。
昨年同様、炒りたての大豆に熱々のほうじ茶を注いでつくる「福茶」を用意し、それとは別に、ちょっとつまんでいただけるように煎り豆を添えてお出ししました。
Img_0687 香ばしくて美味しいと、皆様にはたいへん喜ばれたのですが、中でも「豆なんて食べたこと無いよ」と言っていた若い方が恐る恐る手を出してポリポリと食べ、「美味しいモンなんだね!」と満面の笑顔になったのは嬉しかったですね♪
素朴な味がわかるというのは、大切なことだと思うのです(^^)

昔は、立春・立夏・立秋・立冬の前日、季節の変わり目ごとに4回あった「節分」ですが、室町時代のころから、立春の前日にだけ、その名前を残すようになりました。
これは、当時の新年が「立春」から始まっていたため、歳神様が来る前に家内の邪気(=鬼)を追い出し、清めてからお迎え出来る様にとのことからでしたが、それに中国から入ってきた疫病祓いの儀式「大儺(おおやらい)」が混合して、現在のような「豆まき」となっていったのです。

Img_0686 節分で豆をまくのは、「魔滅(まめつ)」に通じるからとも、「魔目(まめ)打ち」といって、魔物(=鬼)の目をつぶすからともいわれていますが、良いほうの意味では「家族が豆に暮らせるように」という願掛けもあるようです。

以下に、在所の家庭で行われる、豆まきの方法をあげてみますね―。
関東と関西の違いだけでなく、日本各地ではそれぞれに豆まきの方法があるかと思いますけど、これはホントにウチでやってる方法です。

・朝のうちに大豆を炒って「福豆」を作り、枡に入れて、日中は神棚に供えておく
・夜になったら、神棚から豆をおろし、奥の部屋から順に玄関へむかって、外へ通じる窓や扉のある部屋全部に豆をまく
・まき役は、家族の中に年男や年女、厄年の人がいればその人が、いなければその家の主人がつとめる
・部屋の窓や扉を開け放ち、「鬼は外~、鬼は外~」と2回豆をまき、その後は鬼が戻ってこないように窓や扉を閉めてから、「福は内~」と1回豆をまく
・二階や奥の部屋から、玄関にむかって順番にまいたら、最後に玄関でも同じようにして豆をまき、終了~
・家族みんなで、自分の歳よりも1個多い数の福豆を食べる
(食べるのがたいへんという場合は「福茶」を飲むと、同じご利益がある)
・玄関先には、焼いたイワシの頭とひいらぎを飾っておく


最近の節分で面白いのは、関西での節分風習だった“恵方巻きの丸かぶり”が、だいぶ関東でも市民権を得てきたということでしょうか。
もともとは「切らずにおいた太巻き寿司を、恵方を向いて黙って一気に食べる」のが作法だそうですが、その“恵方”は毎年異なり、今年は「北北西」とか…。
夕飯時に、各家庭でいっせいに北北西を向き、黙々と一所懸命に太巻きを食べている様子を想像すると、なんだか微笑ましいですけど…。
人間って、面白い風習をいろいろと持っているなぁ…と感心します(^^)

ところで、この“恵方巻き”、実は関西でも昨今は廃れつつあったそうですが、何年か前に海苔メーカーさんのPRで、持ち帰り寿司チェーンが大々的に売り出し、それから再び見直されて、じょじょに全国へ広まってきているようですね。
今年はまた、巻き物であればOKとばかりに、ロールケーキにパイ、巻きピザやお好み焼きなどにまで“恵方巻き”と付けた、あやかり商品が出回っているようです。
近所のコンビニでも、炒り豆&鬼のお面セットの横に、「は?!こんなものまで?!」という“恵方巻き”が各種並んでいて、不思議な特設コーナーになってましたよ:笑

Img_0684 私が「節分」で思い出すのは、小さい頃によく読んでいた絵本ですかね…。
たぶんキンダーブックの絵本だったと思うのですが、女の子の家に住んでいる小さな鬼が、雪の降っている節分の夜に、ひいらぎの葉っぱと豆に追われて、泣きながら家を出て行くという、ちょっと物悲しいシーンのある本でした。
お気に入りの1冊でしたが、今思うと、絵をいわさきちひろさんが描かれていましたよ。
冷たい雪を踏みながら、泣き泣き出て行く小鬼が可哀想で、子供心に「ウチにくればいいのに」などと思ったことを思い出します。
「おににもいろいろいるのにな、にんげんにもいろいろいるみたいに」
というセリフなど、はっきり覚えていますね―。
どうもそれ以来、私は小さい鬼たちを暖かい家の中に入れてやりたくなってしまう、悪いクセを持っているようです。
「鬼は外~」というのを聞きながら、「ちっこい鬼と福は内~」などと、いい歳をしてつぶやいているおかしな大人になりましたから―:笑

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コメント

最近は節分の豆まきをする家庭が減ったと言われます。
うちの近所でもほとんどやられていないようです。
我家では毎年私の役目でご近所に迷惑をかけない程度に
静かな声で「鬼は外、福は内」「鬼は内、福は内」とやります。

投稿: トムノグ | 2007年2月 4日 (日) 11:24

今晩は。
私は勤務地の赤坂で、昼時に近くの神社の方々が街を練り歩きながら振舞っていた豆をもらって、会社で食べました。さすがに社内では撒かなかったですけど。
・・・でも、ただ食べるだけでよかったんでしょうか?

投稿: 満月 | 2007年2月 4日 (日) 21:12

>トムノグさん
こんばんは~♪
小さいお子さんのいるお家では、なさる方が多いようですが、だんだん大きくなって大人だけになると、豆は食べても豆まきはしない、というお家が増えるようですね―。
トムノグさんがチャリィくんをお供に、静かに豆まきをしているところが目に浮かぶようです(^^)
>満月さん
こんばんは☆
福豆のおすそ分けとは、良いものをいただきましたね♪
季節の変わり目に邪気を祓うのが目的ですから、福豆を食べるだけでもOKですよ(^^)


投稿: okamider | 2007年2月 5日 (月) 00:03

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